【ラグビー初心者向け解説】ポジションは体格や性格で決まるよ!

ラグビー ポジション解説ラグビー

この記事では

シバくん

ラグビーに興味を持ったけど、試合観てもごちゃごちゃしててポジションの役割がイマイチわからん!

シバくん

あの有名選手ってどこのポジションなの!?

という方へ向けて、ラグビーのポジション説明をしていきます!

 

ラグビーは、背番号によって役割が明確に変わります。それが分かるようになるとさらに試合観戦が楽しくなってきますよ~。

 

画像や動画を入れつつ、専門用語は解説しながらなるべく分かりやすく書いたつもりです!もし分かりにくいところがあったらコメントなどで教えてくださいね!気づいたらすぐにお返事いたしますm(_ _)m

 

シバくん

この記事の内容だよ!

・ラグビーのポジションの概要
・背番号別の各ポジションの細かい役割
・各ポジションの日本代表選手

 

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【概要】ラグビーのポジションについて

ラグビーは15人でプレーするスポーツで、球技の中では人数が最も多い競技です!

そんなラグビーのポジションは大きく分けると「フォワード」「バックス」の2つで、フォワードが8人、バックスが7人となっています。

ラグビー ポジショニングマップ

引用元:ホンダヒート公式サイト

 

まずは、フォワード・バックスの大まかな役割についての説明です!

 

フォワードの役割

アタック時

・ボールを持って相手フォワードに突進し、前に進む
・スクラムやラインアウトで相手にボールを奪われないようにする(詳しくは後述)
・この2つが主な役割

 

ディフェンス時

・守る範囲は狭い
・複雑なプレーへの対応は少なく、単純にボールを持って突っ込んでくる相手をタックルで止める
・基本的な動きは、タックル→起き上がる→タックルの繰り返し
・タックルで倒した相手のボールを奪うのもフォワードの仕事

 

スクラムって?

反則があったときにプレーを再開する方法の一つです。

 

フォワードが8人ずつ組み合い、相手の8人と押し合ってボールを奪い合います。

ここで相手に押し負けると相手にボールを取られてしまうので、地味ですが非常に重要なプレーです。

 

シバくん

ちなみに・・・スクラムの中はめっちゃ臭いです。笑

 

ラインアウトって?

ボールがタッチラインの外に出たときにプレーを再開する方法の一つです。

 

ラインアウトは

【①ボールを投げ入れる人 ②ボールをキャッチする人 ③キャッチする人を持ち上げる人】

この3つの役割が必要で、ぴったり息が合わせることが必要です。

 

キャッチするときは高さがあるほど相手にボールを奪われにくくなるので、②ボールをキャッチする人と③持ち上げる人は身長の高い選手が担当することが多いです。

 

バックスの役割

アタック時

・フォワードが獲得してくれたボールをトライにつなげるのが主な役割
・相手のディフェンスを崩すためにパスやラン、サインプレー、ときにはキックを使う
・ディフェンスが崩れた所を狙ってトライを取る

 

ディフェンス時

・守る範囲は広い。
・相手バックスは複雑なサインプレーやパス、キックで抜こうとしてくるので、動きながら抜かれないようにディフェンスする必要がある
・1人が守る横幅の間隔が広いので、左右の味方と連携が取れていないとすぐに穴ができてしまう
・もし抜かれてしまった場合、一番後ろにいる「フルバック」というポジションの人がそれを止める(詳しくは後述)

 


 

フォワード・バックスの役割については以上です!

 

次に、1~15番まであるポジションの詳細説明をしていきます。

こちらのこまつか苗さんのイラストが非常に分かりやすいので、一度目を通してから続きを読んでみてくださいね!

 

 

この動画も分かりやすくておすすめです!

 

もう少し詳しく知りたい方は、この先へどうぞ!

 

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【背番号別】フォワードの各ポジションの役割

フォワードは、1~8番の8人で構成されます。

ポジション フォワード

・プロップ…2人
・フッカー…1人
・ロック…2人
・フランカー…2人
・No.8…1人

 

各ポジションに日本代表選手は数名いますが、その中で代表して1名を紹介していきます。

 

プロップ/PR(背番号1・3)

●ラグビー日本代表のプロップ:具智元(グ・ジウォン)選手

●どんなことをするポジション?

ゲームを再開するためのセットプレー(スクラムやラインアウト)を安定させるのが仕事。
・プロップは「支柱」の意味。スクラムの第一列の両端でスクラムを押す。
・ラインアウトでは、ジャンプしてボールを取る人を持ち上げる役の「リフター」をすることがほとんど。
・試合中、何度もスクラムを組んで何度も100kg前後の人を持ち上げ、さらにディフェンスでのタックルやボール争奪にも参加する、スタミナも相当必要なポジション。

 

●どんな体型の人がやるの?

・後ろから力を受けながらスクラムの最前列で相手を押すので、首が太くてかなりがっしりとした体格が必要。
・スクラムは、1番の左プロップは片側の肩のみで組む。それに対して3番は両肩で組むため、3番がチームで最重量であることが多い。

 

フッカー/HO(背番号2)

●ラグビー日本代表のフッカー:堀江翔太選手

 

●どんなことをするポジション?

・スクラムやラインアウトで器用なプレーが求められる重要なポジション。
・スクラムでは最前列の真ん中にいて、中のボールを後ろに送るのが仕事。これが出来ないと相手にボールを奪われてしまう。
・フッカーは、スクラム内のボールを足で引っ掛ける人=「フックする人」の意味。
・ラインアウトでは、ボールを投げ入れる「スローワー」という役目をすることが多い。器用さが必要。
・フッキング以外にも、スクラムを押し、スクラム自体をコントロールする役割も担っている。

 

●どんな体型の人がやるの?

・スクラムでは両側をプロップに挟まれているので、比較的身長が低くても大丈夫なポジション。身長よりも、セットプレーを器用にこなせるかのほうが重要視されやすい。

 

ロック/LO(背番号4・5)

●ラグビー日本代表のロック:アニセ・サムエラ選手

●どんなことをするポジション?

・高身長の選手が担うポジション。
・ラインアウトではフッカーが投げ入れたボールをキャッチする。これが一番の活躍どころ。
・スクラムでは、プロップとフッカーの後ろから肩で押す役割を持つ。プロップに鍵(ロック)のように組みこまれる姿からポジション名が付けられた。
・4番の左ロックはチーム1の長身の選手であることが多く、ジャンプ力が求められる。
・5番の右ロックは3番プロップの後ろでスクラムを押すので、4番よりもがっしりした体格の選手が多い。
・スクラムやラインアウトだけではなく、タックルやボールの争奪戦にも積極的に参加するのでスタミナは欠かせない。

 

●どんな体型の人がやるの?

・絶対条件は、高身長であること。それに加えてスタミナもパワーもある選手が理想的。

 

フランカー/FL(背番号6・7)

●ラグビー日本代表のフランカー:リーチ・マイケル選手

●どんなことをするポジション?

・フランカーは、軍隊用語で「側方部隊」を意味する言葉。
・スクラムが終わったらすぐに離れられるよう、側面からスクラムを押す。
・メインの仕事は、スクラム後に攻守にわたって常にボールを獲得できるように働きかけること。
・アタックでは突破役のサポートに回ることが多いが、自身が突破役になることもある。
・ディフェンスでは相手にいち早くタックルに行ったり、他の選手がタックルした後にボールを奪いに行ったりする。

 

●どんな体型の人がやるの?

・身長は関係なく、タックルとボールに絡む機動力に優れる人が担当することが多い。
・相手からボールを奪える場面が非常に多いため、足腰の強さと強靭な腕力を持つ選手が適している。

 

ナンバーエイト/No.8(背番号8)

●ラグビー日本代表のナンバーエイト:アマナキ・レレイ・マフィ選手

●どんなことをするポジション?

・ラグビーのほとんどのプレーに関わる機会がある、とても難しいポジション。
・スクラムでは一番後ろにつき、スクラム全体をまとめつつ押し込んでいき、修正するのが役割。
・スクラム最後尾の8人目の選手のため、「No.8」と呼ばれるようになった。
・ラインアウトではボールをキャッチするジャンパーになったり、ジャンパーを持ち上げるリフターになったり、状況やメンバーに応じて様々な役割を求められる。
・さらに、スクラムが終わったあとすぐに動けるのでボールを持つ機会も多い。自らが突破しに行ったり、バックスと連携してサインプレーで攻めることもある。
・そのため、フォワードだけでなくバックスのプレーについてもしっかり理解している必要がある。何でも出来る選手が担当することが多く、ラグビーの花形ポジションとも言われる。

 

●どんな体型の人がやるの?

・上記のようにフォワード・バックス両方のプレーが求められるので、体格が大きく器用で機動力のある選手が向いている。できる選手が限られるポジション。

 

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【背番号別】バックスの各ポジションの役割

バックスは、9~15番の7人で構成されます。

ポジション バックス

・スクラムハーフ…1人
・スタンドオフ…1人
・センター…2人
・ウイング…2人
・フルバック…1人

 

スクラムハーフ/SH(背番号9)

●ラグビー日本代表のスクラムハーフ:田中史朗選手

●どんなことをするポジション?

・スクラムの近くにいるので「スクラムハーフ」と呼ばれる。
・スクラムからパスを出したり、味方がタックルされた後にボールを取り出して味方にボールを供給する「つなぎ役」が主な役割。
・パスを出す回数がチームで最も多いポジション。パスさばきのうまさが求められる。
・パスだけでなく、チャンスがあれば自ら突破しに行ったりキックをする判断力も必要とされる。
・さらに、グラウンドの状況を素早く把握してフォワードに指示をする役割もある。
・アタック、ディフェンスのポイントを理解して試合をコントロールする能力も必要とされる。

 

●どんな体型の人がやるの?

・パスのうまさや敏捷性、器用さが求められるので、身長が低い・体が小さい選手が多い傾向にある。
・最近ではディフェンスの強さも重要視されるようになったので、昔よりも大型化が進んでいる。だが、小さくてもタックルが強ければ問題なし。

 

スタンドオフ/SO(背番号10)※フライハーフとも言う

●ラグビー日本代表のスタンドオフ:田村優選手

●どんなことをするポジション?

・ゲームをコントロールする司令塔の役割。スクラム後、スクラムハーフからボールを最初にもらう。
・パスやキックをするか、フォワードに突破させるか、自分で突破するか・・・といった、相手の状況や残り時間、点差などを考慮したプレー選択ができる冷静さと判断力が求められる。
・キックを蹴る場面が最も多いポジションでもあるので、パス能力や戦術スキルに加えてキックの精度も必要とされる、非常に重要な役割がある。

 

●どんな体型の人がやるの?

・スクラムから近い距離にいてチームの司令塔でもあるスタンドオフは、相手フォワードに狙われやすいポジションでもある。そのため、体が大きくコンタクトプレーに強い方が良い。

 

センター(背番号12・13)

●ラグビー日本代表のセンター:中村亮士選手

●どんなことをするポジション?

・バックスの中心に位置するポジションであるため、「センター」と呼ばれるようになった。
・アタック時にはボールをもらい体を張ってディフェンスを崩し、他の選手にパスをつなぐのが主な役割。
・ディフェンスはその逆で、他の選手にボールが渡る前にタックルで攻撃の芽を摘む。
・センターは、スタンドオフからボールをもらう12番の「インサイドセンター」、その一つ外側にいる13番の「アウトサイドセンター」に分かれる。
・インサイドセンターは、突破役の他にスタンドオフのようにキックやパスでゲームコントロールをする場面もあり、パスやキックの能力が高い選手が配置されやすい。
・アウトサイドセンターは、一番外にいるウイングの選手がトライを取るためのアシスト役でもあり、突破力の他にパス能力も求められる。

 

●どんな体型の人がやるの?

・アタックでもディフェンスでも激しいプレーが多いので、バックスの中で最も強靭な肉体を持った体が大きい選手が適している。

 

ウイング(背番号11・14)

●ラグビー日本代表のウイング:福岡堅樹選手

●どんなことをするポジション?

・トライを取るのが主な役割。
・バックスの両翼に位置するため「ウイング」と呼ばれる。
・センターやフルバックからパスを受け取り、スピードやフットワークで相手のディフェンスを抜き去る能力が求められる。
・自分で抜けない場合、タックルされても倒れずに味方にパスをつなぐことができると、プレーの幅が広がる。
・ディフェンスのときは相手も足の速いウイングであるため、抜かれないための位置取りや味方センターとのコミュニケーションは必須。
・11番が左ウイング、14番が右ウイングと呼ばれる。自分と反対側が攻め込まれている時には、逆側へカバーディフェンスに行くこともある。
・チームの最後方にいるフルバックがサインプレーで攻め上がったときには、ウイングがフルバックの代わりをすることもあるため、足が速いだけではなくキックができるとさらに良い。

 

●どんな体型の人がやるポジション?

・体が大きくて速ければベストだが、体格が小さくてもものすごい足の速さを持っていれば「トライを取る」という役割が果たせる。体格よりもスピードが重視されるポジション。

 

フルバック(背番号15)

●ラグビー日本代表のフルバック:松島幸太朗選手

●どんなことをするポジション?

・チームの最後方に位置し、アタック・ディフェンスともに重要な役割を担う難しいポジション。
・一番後ろにいるバックスの選手、ということで「フルバック」と呼ばれるようになった。
・アタックでは、センターやウイングと絡んでサインプレーに参加する。自らがボールをもらってトライする場面も多い。
・ディフェンスでは、サッカーで言えばゴールキーパーのような役割を果たす。味方のディフェンスを突破してきた相手選手をタックルで確実に仕留めてトライを防ぐ役割をもつ。
・相手がキックを蹴ってきたらその処理をし、陣地を挽回するためにキックを蹴り返す能力も必要とされる。

 

●どんな体型の人がやるの?

・ディフェンスでは最後の砦として強力なタックルが求められ、アタックでは走力・突破力・パス能力とオールマイティーな能力を要求される。
・そのため、身体能力が高くて体も大きな選手が適任。
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今回書いているポジション説明の他に、わかりづらいラグビーのルールが基礎から反則までしっかり掲載されていて、丁寧にわかりやすく説明されている本です!

ラグビー観戦初心者の方だけでなく、これからラグビーを始める方にもおすすめの一冊です。

 

2019日本代表メンバーの紹介記事

フォワード → 【2019】総勢26名!ラグビー日本代表のフォワード選手まとめ!

バックス  → 執筆中!

 

 


 

「【ラグビー初心者向け解説】ポジションは体格や性格で決まる!」の記事は以上です。

 

最初はポジションやルールを知らなくても迫力や雰囲気で楽しめますが、ポジションごとの役割が分かるようになるとラグビー観戦が何倍も楽しくなりますよー!

 

今回の記事では各ポジションの日本代表選手も一緒に紹介しましたので、テレビや試合会場で日本代表選手を観ることがあったら、ぜひポジションの役割を思い出しながら観戦してみることをおすすめします!

 

ハスキチ

一回で覚えられなかったら、何回でもこの記事を観に来てくれ

シバくん

またね!

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この記事を書いた人

【管理栄養士・元ラガーマン】
痩せてるのがコンプレックスすぎて、2年間で60kg→81kgまで体重を増やしました。今は筋肉デブな管理栄養士です。

2020年1月からフリーランスのWEBデザイナーになりました。柴犬・コーヒー・筋トレが好きなアラサーおじさんです。

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