僕は少し前から、体重を増やしたい友達によく相談を受けるようになりました。
ですが、そのときみんな口をそろえて
「たぶん脂肪で太ることはできるけど、筋肉つけて太るなんて無理!」
って言うんです。
なんでだろ?と思って、それぞれの話をもっと聞いてみると、そこにはある1つの共通点が。
それは「仕事が忙しすぎる」ということ!
もちろん、時間がなくても増量に成功している人はたくさんいるので、言い訳になっちゃうのかもしれませんが・・・
家に帰る時間が22時23時では筋トレ行く時間もとれないですし、ご飯もテキトーに済ましたくなるものです。
さて
今回は、ブラック企業にいながらも増量に挑戦したよ!でも失敗したよ!って内容です。
3人の例を挙げて話を進めていきます。
まぁ、当然といえば当然なんですが・・・笑
・忙しい人が太るために実際にやったことって何なのか?
これらについて書いてますので、参考になれば幸いです!
まずは仕事や生活環境などを聞き取り
体重を増やすキホンは

いっぱい食べて筋トレしてね!
ってことなんですが、全員同じ食事や筋トレをすればいいわけではありません。
人それぞれ生活環境が違いますし、性別や体重、筋肉量なども違うからです。僕は、相談しにきてくれた人に対してはまずこんなことを聞いてます。
・どのくらい体重を増やしたいのか
・普段の食事量はどのくらいか
・3食食べてるか
・それ以外にも食べる機会はあるのか
・筋トレはしてるか
・ジムには通ってるか
・普段の運動時間はどのくらいか
などなど・・・
意識するポイントは人ぞれぞれ。その人に合わせたプランを立てるようにしています。
ですが今回の場合は、話を深掘りしていくと
「仕事が忙しすぎる」
つまり
「みんな時間がなさすぎて太れる環境じゃないんじゃ?」
という答えに行き着きました。
ここからは、実際に「増量できない」と悩んでいた3人について説明しますね!
ケース1:29歳男性 176cm 62kg 営業職
彼は大手企業の営業職の人です。
仕事は朝9時から始まって、残業は1日1~2時間。朝ご飯を食べる時間はありますし、仕事が終わった後も、ご飯を食べてジムに行く時間があります。
ですが、彼は高確率で休日にも電話対応や出勤があったんです。
そのため疲労が抜けず、平日でも仕事終わりに体づくりなんてする気が起きないので、それにつられて食事も適当になってしまう・・・という悪循環に陥っていました。
ケース2:26歳女性 157cm 41kg 事務職 給与担当
彼女は給与担当の事務職。
繁忙期は特に忙しいですが、普段から人手不足で電話にパソコンに大忙し。そのため朝は7時半には出勤、昼は休めても10分ほど。帰るのは22時をすぎることが多いとのこと。
(うーん。。事務職って定時上がりのイメージありました。。全国の事務職の皆さんごめんなさい!笑)
いつも給料が同じ日にもらえるのは、彼女みたいな人たちのおかげなんですね。ありがとうございます。
と、話が逸れましたが、そんな彼女は、朝食・昼食は食べる暇がほとんどありません。家に着くのは22時すぎなので、そこから夕食です。
朝昼を食べず、夜は普通の量のご飯。そんな生活が続いているので、体重が増えず、でも仕事を辞めるわけにもいかず悩む毎日を過ごしていました。
ケース3:33歳男性 167cm 56kg 飲食業
彼は中小企業の飲食店勤務の人です。
飲食店と言えばブラックなイメージがあると思いますが、彼のお店でもそれは例外ではありませんでした。
繁盛してるけど人手不足。ということは当然、朝の仕込みから営業終了まで働き詰め。
幸い食事はまかないを食べられる環境でしたが、休憩時間はほとんどなく、お客様トラブルの対応で休憩が終わってしまうことも。
週6日勤務なので休みは1日だけ。
当然そんな環境では休みは寝るだけで終わってしまい、体づくりどころではありませんでした。
激務でも体重は増やせるのか?
どうでしょうか?
この3人は明らかに仕事に追われすぎていますね。
僕としてはまず「仕事を変えてみたらどうか」と伝えましたが、3人とも「それはまだできない、したくない」との答え。
うーん・・・困ったぞ・・・笑
と思いましたが、こんな状況でも頑張って太りたい!っていう気持ちが強かったので、どうしたらいいか一緒に考えることにしました。
問題点は、食事と筋トレ両方できていないこと。
ですが、そもそも3人とも摂取カロリーが足りていません。筋トレについてはちょっと置いといて、まず忙しくても食事を食べられる方法を探しました。
これならできる?忙しくても食事量を落とさない方法
飲食店勤務の場合は、なんとか休憩時間を確保するしかないので、この方法は当てはまりません。
オフィス勤務ならできるかな、と思って以下のことを試してみることにしました。
1.ドリンクタイプの商品を活用
いくら食事の時間がない!とは言っても、お茶とか水とか、飲み物は飲みますよね。
じゃあそれをカロリー高いものに変えよう!というのがこの方法です。
飲むヨーグルトやウイダーインゼリー、プロテインドリンク、ミルクココアなど、飲み物の中では比較的栄養価のいい、デスクで飲めそうなものを置くようにして摂取カロリーを増やしました。
2.食べやすいものを選ぶ
弁当や麺類は食べにくいので、おにぎりやパン、サンドイッチなどを選ぶようにしてもらいました。
これなら休憩時間がもしとれなくても、デスクでそのまま食べられますよね。
3.これらを事前に買っておく
休憩時間が少ないってことは、買い出しに行く時間はほとんどないんです。
なので、出勤前に買っておくように決めました。夕食も食べられそうにない日は、朝の時点で夜まで買っておくんです。
デメリットは「お金がめっちゃかかる」「飽きる」
営業の男性と事務の女性には、この方法実際にやってもらいました。
ですが・・・
やる前から薄々わかってはいましたが、この方法はお金がかかるし飽きるんです。笑
特に事務の女性は、朝・昼・夕すべておにぎりやサンドイッチ、ドリンクを買う日もあったので、1日に3000円を超えることも。
「お金かかるしおにぎりなんてもうやだ!!笑」
という状態になり、結局1週間で終了!という結果に終わりました。
今回のように、さすがに時間がとれなさすぎる状況では筋トレ自体行けないし、家でご飯やお弁当を作る時間もない。事前に買っておくやり方も長続きしない。
僕が他にもっといい案を出せればよかったんですが、力不足でした。なかなか改善が難しいもんだな・・・と思ったのでした!
忙しくても太る努力はできるけど、続けるのは大変!
さてさて、上の例のように忙しいながらも太る努力ができるのは事実ですが、そんな環境は長続きしない人が多いのもまた事実です。
無理して頑張っても最良の結果を出すのは難しいですし、何よりも心と体の健康が一番大切です。
今回紹介した3人は、話していくうちに、今の環境じゃ心も体もそのうち壊れるかも・・・という結論になり、結果的に転職しました!
今はゆっくりじっくり体づくりが出来る会社で働いていて、自分の理想の体に近づくために頑張っています。
もしあなたが同じような環境で太れないなら
あなたは、太りたいのに太れない今の生活、あと10年20年続けられますか・・?続かなさそうなら、さっさと仕事を変えて健康的な状態で体づくりしませんか?
慣れた場所から飛び出すのは覚悟がいりますが、長い目で見たら間違った選択ではないように思います。
もちろん決めるのはあなた自身ですが、働き詰めの生活で、今後のことを考える余裕がもてないなら一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか?
以上が、「忙しすぎるけど太りたい!」という人に向けた僕の結論です!ほんとに体には気をつけてくださいね!体壊したら元も子もないです・・・!

またね!
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